津田沼教会 牧師のメッセージ
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「まことの王を王としつつ」(マタイ2:1-12)
マタイ福音書第2章1節-12節、2016年1月3日、顕現主日聖餐礼拝、(典礼色―白―)、イザヤ書第60章1節-6節、エフェソの信徒への手紙第3章1節-12節、讃美唱72(詩編第72編1節-15節)

マタイによる福音書第2章1節-12節

 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
『ユダの地、ベツレヘムよ、
お前はユダの指導者たちの中で
決していちばん小さいものではない。
お前から指導者が現れ、
わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。



説教「まことの王を王としつつ」(マタイ2:1-12)

今日は、エピファニーと呼ばれる主日です。特に西方教会では、紀元5、6世紀に入って、クリスマスが定着するようになる前から、このエピファニー、顕現日の祝日が、1月6日と定められ、異邦人にメシアが最初に知らされた、今日のマタイ福音書2:1-12の記事が読まれてきました。
今日のイザヤ書も、詩編唱も、異邦人の王たちが、イスラエルの王、そしてメシアの下に黄金などの贈物を携えて、跪拝しにやって来ることを預言しています。また、使徒書の日課のエフェソの信徒への手紙では、パウロが異邦人への使徒として約束されていて、キリストによる救いを宣べ伝える器として、選ばれていたその摂理を、パウロは証しています。
今日の福音は、そのイエスは、ヘロデ大王の御世に、ユダヤのベツレヘムにおいてお生まれになったと書き出しています。そして、東方から、マギと呼ばれる者たちが、来て、言うのです。
お生まれになったユダヤ人の王はどこにいますか。我々は、その星の昇るのを見て拝みに来たのですと。
このマギたちとは、何者であったのか、そして、どこから来たのか。マギたちは、魔法使いといった悪い意味でも使われます。バラクとバラムの物語として出てくる民数記では、このマギ、マゴスという言葉が70人訳のギリシャ語聖書では用いられています。
あるいは、新共同訳のように、占星術の学者たちとして、あるいは、賢人たち、博士たちとして、今のイラクあたりの、バビロニアの祭司たちであったかもしれません。
民数記によると、バラムは幻を見、託宣して言います。東の空にヤコブの星が昇り、王勺が現れると。それが、この主イエスの誕生を知らせる星の輝きであったとも、考えられます。
ところが、この朗報であるはずの知らせを聞いたヘロデ王と全エルサレムは、うろたえたと書かれているのです。この世の王であったヘロデは喜ばず、神の都のエルサレムの住民たちも喜ばなかったといいます。それは、2000年を経た現代でも、不思議なことに同じではないでしょうか。
この世の王と、この世の民、自然に生きている理性とこの世の知恵に生きている、ありのままの人間は、まことの王であるキリストを、受け入れず、拒むのであります。
ヘロデは、マギたちを、ひそかに呼び出し、その星の輝きだしたときを問いただし、また、聖書の専門家である民の律法学者や祭司たちを呼び、どこで、メシアが生まれることになっているのかを聞き出します。
彼らは、それは、ミカ書にあるとおり、ユダのベツレヘムです。なんじ、ベツレヘムよ、お前は、ユダの君たちの中でいと小さき者ではないと書かれています。なぜなら、そこから、指導者が出て、イスラエルの民を牧するからであると書いてありますと彼らは、すぐに答えるのです。
ヘロデはそれを、知って、マギたちを呼び出し、教えて、ベツレヘムへと送り出し、メシアを見つけたら、私にも教えてくれ、私も拝みに行くからと頼みます。
彼らはそれを聞き流して出て行くと、その星が再び現れて、彼らを先導し、その子のいる家の上まで導いたのです。彼らをそれを見て、すこぶる大きな喜びを喜んだと書いてあります。救い主に会う喜びにまさる喜びはないのです。
彼らは、用意していた宝の箱から、黄金、乳香、没薬をとりだして献げ、跪いて、礼拝します。そして、夢で、ヘロデの下に帰るなとのお告げがあったので、別の道を通って、自分の国へと引き返したのです。
この物語は、私たちが、救い主に出会った物語でもあります。旧約聖書に約束されていたメシアが、ユダ族から、生まれるとの預言が成就し、しかもそれが、異邦人である私たちに、今も示されているのです。
この年の初めに、今日、マギたちを導いたメシアの星が、私たちの歩み一年をも導いてくださると信じて、すべてをこの聖書一冊にかけながらスタートしていきましょう。
アーメン。

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2016/01/03(日) 10:30:00| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
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