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津田沼教会 牧師のメッセージ
「天からの啓示」(マタイ17:1-9)
マタイ17:1-9、2014年3月2日、変容主日(典礼色―白―聖餐式)、出エジプト記34:29-35、ペトロの手紙二1:16-19
 
マタイ17:1-9
六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。ペトロが口をはさんでイエスに言った。「主よ、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。お望みでしたら、わたしがここに仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロがこう話しているうちに、光り輝く雲が彼らを覆った。すると、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。「起きなさい。恐れることはない。」彼らが顔を上げて見ると、イエスのほかにはだれもいなかった。
一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまで、今見たことをだれにも話してはならない」と弟子たちに命じられた。



説教「天からの啓示」(マタイ17:1-9)
  
今日、私たちに与えられている福音は、マタイ福音書17章1節から9節までの短い個所です。山上での主の変容、あるいは変貌と言われる出来事が記されています。今日は、顕現節の最終主日でもあり、今週の水曜日、3月5日から、主日をのぞく40日間の四旬節、受難節に入ります。
 そういう変わり目の大切な日曜日に、この出来事が福音個所として与えられているのです。今日の出来事は、その前後に主の受難予告を持っています。また、フィリポ・カイザリアでのペトロのしたキリスト告白、「あなたは、神の子キリストです」を直前に持っています。
 おそらくその日から、6日目に主は、ペトロ、ヤコブ、その兄弟ヨハネを連れていく、そして、彼らだけを高い山へともたらすと、今日の記事は始まっています。
 そして、マタイだけが、記していることですが、主の顔は太陽のように輝いたとあります。それは、主の復活の予表を記そうとしているのでしょう。そして、彼の服は、光のようにまばゆくなったとあります。
 今日の第1朗読も、第2朗読も、今日の福音記事と同じように、超越的な出来事を記しています。聖書、そして、キリスト教は超越的な宗教だと言われますが、今日の日課の3つの記事は、そのことを如実に示しています。今日の出エジプト記のモーセも、シナイ山で十戒が与えられたとき、その顔が光っていました。
 また、ペトロの手紙二の朗読された個所も、ペトロたちが聞いた天からの声について証言しています。私たちのこの世界ではありえないような出来事が記されているのです。
 ペトロたちが、見ると、モーセとエリヤが、主イエスと会話していました。天的人物と主イエスが交わっているのです。ペトロは、答えて言います。主よ、ここにいるのはすばらしいことです。もし、あなたがお望みでしたら、あなたに一つ、モーセに一つ、エリヤに一つ、仮小屋を私は作りましょうと。
 すると、輝く雲が、彼らを覆い、その中から、声がします。これは、私の子、愛する者、私はこれを大いに喜んでいる。彼に、あなた方は聞けと。
 弟子たちは、これを聞いたとき、顔を伏せ、ひれ伏し、非常に恐れます。しかし、主イエスは近寄って、彼らに触れ、言われます。起き上がりなさい、恐れることはないと。彼らがその眼をあげると、イエスだけ以外にはだれも見なかった、とあります。
 そして、彼らが山をおりていくとき、イエスは言われます。あなた方が、見たことを、人の子が死人の中から起き上がらせられるまで、だれにも言ってはいけないと。
 主イエスは、十字架と苦難の道を歩む人の子として、従順に神のご意志に従われます。私たちも、近寄って来られ、いつも私たちと共にいてくださる主イエスにのみ、聞き従い、それぞれが自分の十字架を負い、苦難を担う道に従わなければなりません。
 主イエスは、高い山をくだって、私たちの悩み多いこの世におりてきてくださるお方なのです。
今週から、始まる四旬節、この主イエスにのみ、聞き従って歩んで行きましょう。十字架と復活の道を示される主にのみ、信頼していきましょう。今日の特別の祈りにありましたように、この日の出来事を通して、神さまは、私たちを神の子として、迎えることを示されました。悩み多いこの世にあって、主イエスのみ声のみに従って歩んでいきましょう。

人知では到底測り知ることのできない神の平安が、あなた方の心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るように。

 

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2014/03/02(日) 10:30:03| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)