津田沼教会 牧師のメッセージ
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「キリストのご正体」(マルコ6:45-52)
マルコ6:45-52、2012・08・26、聖霊降臨後第13主日(典礼色―緑―)、ゼファニア書3:18-20、エフェソの信徒への手紙4:1-16

マルコによる福音書6:45-52
 それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸のベトサイダへ先に行かせ、その間に御自分は群衆を解散させられた。群衆と別れてから、祈るために山へ行かれた。夕方になると、舟は湖の真ん中へ出ていたが、イエスだけは陸地におられた。ところが、逆風のために弟子たちが漕ぎ悩んでいるのを見て、夜が明けるころ、湖の上を歩いて弟子たちのところに行き、そばを通り過ぎようとされた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思い、大声で叫んだ。皆はイエスを見ておびえたのである。しかし、イエスはすぐ彼らと話し始めて、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。イエスが舟に乗り込まれると、風は静まり、弟子たちは心の中で非常に驚いた。パンの出来事を理解せず、心が鈍くなっていたからである。


説教「キリストのご正体」(マルコ6:45-52)
 先週は、五つのパンと二匹の魚で、5000人以上もの食べ物を、主イエスが供したという出来事でした。今日の福音はそれに続くマルコ6:45-52が与えられています。主イエスは、弟子たちを強いて、舟に乗らせ、向こう岸のベッサイダへと先に行かせます。一方で、主は、群衆を解散させ、彼らと別れて、ひとり、丘へと祈るために出発します。群衆が、主をメシアとして、担ぎあげるのを回避する目的もあったでしょう。
夕方となり、舟は、湖、ガリラヤ湖、海の真ん中に出ていましたが、逆風のためにこぎ進むことにおいて、彼らは悩まされていました。舟は海の真ん中にあり、彼一人が陸の上におりました。彼は、明け方の3時頃、それを見て、海の上を歩き回りながら、近づき、しかも、彼らを通り過ぎようとしていました。彼らの信仰を試すつもりだったのでしょうか。それとも、主は、神の力を示そうとしていたのでしょうか。旧約のヨブ記の9:8にも「神は自ら天を広げ、海の高波を踏み砕かれる」とあります。
しかし、それを見た彼ら弟子たちは、幽霊、亡霊、幻影だと思って金切り声を上げます。主はしかし、彼らに話しかけられ、言われました。「勇気を出しなさい。私である。恐れることをやめなさい」と。そして、舟にあがると風はやんだのです。
しかし、彼らの恐怖や悩み、心配もやんだとは書かれていません。マルコは、彼らはパンどものことを理解せず、彼らの心はかたくなに、そして、鈍くされていたからであると、結んでいます。
マルコの描く弟子たちは、理解に遅く、心が鈍い者たちとして、描かれています。私たちはどうでしょうか。私たちは、その後の主イエスが、受難に遭い、十字架で死に、その後、復活なさったことを知っています。しかし、私たち、主イエスがだれであるかを既に知っている者であっても、私たちも、困難に遭うと、絶望したり、勇気を失ったりするのではないでしょうか。
今年の夏休み、特に、お盆の時期、親子や兄弟、親族と親しく交わる機会がもてたことでしょう。私事ですが、私もまた、兄弟や母に会ってきました。日曜日には、母を連れて、ルーテル松山教会へと礼拝に行って来ました。普段は、なかなか、教会に行けず、しかし、最近は週に3回も、ビハーラという仏教系のデイ・サービスに生き甲斐のようにして楽しげに通っています。認知症も、少しずつ始まっている母は、キリストの信仰を持つのは、今後困難なのではないかとも、危惧していますが、イエス・キリスト様が一番だという認識を、精一杯、持続しています。
しかし、私よりもいずれも早く結婚している長男や妹たちは、これから、教会に通い、クリスチャンになるということは、至難の業、実際無理ではないかと悲観的になることもあります。しかし、私は、週報を送り続け、キリストへの信仰に導くために、精一杯祈っていこうと思っています。
また、私が前任地で洗礼を授けた主婦の方は、ご主人が認知症が進み、今後仏教のお墓のこともあるのか、キリスト教をやめようかと悩んでいると残暑見舞いに書いてよこされました。
しかし、主イエスは、いつも私たちのそばにおり、私たちの舟であるそれぞれの教会に荒れた海から上ってきて、「勇気を出せ、私である。恐れることをやめよ」と言葉をかけてくださるお方です。キリストのご正体は、私たちの苦難のときに、いつもそばにいて、勇気付けてくださる方であります。日曜日ごとに、絶望していても、励まされ、力強くこの世の大海へと送り出してくださるお方なのです。安心して歩みましょう。




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2012/08/26(日) 10:30:00| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
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