津田沼教会 牧師のメッセージ
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「神の言葉で対抗する主イエス」(マタイ4:1-11)
マタイ4:1-11、2011・03・13、四旬節第1主日(典礼色―紫―)、創世記2:15-17、3:1-7、ローマの信徒への手紙3:21-31

マタイによる福音書4:1-11
 さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」イエスはお答えになった。
「『人はパンだけで生きるものではない。
 神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』
と書いてある。」次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、言った。
「神の子なら、飛び降りたらどうだ。
 『神があなたのために天使たちに命じると、
 あなたの足が石に打ち当たることがないように、
 天使たちは手であなたを支える』
と書いてある。」イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある」と言われた。更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。すると、イエスは言われた。「退け、サタン。
 『あなたの神である主を拝み、
 ただ主に仕えよ』
と書いてある。」そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。





説教「神の言葉で対抗する主イエス」(マタイ4:1-11)

一言、祈ります。天の父なる神さま。今日は、一昨日の東北大地震後の礼拝です。大地震は、大津波をもたらし、未曾有の被害を生み出しています。私たちが、脆い裸の存在で生まれ、また、塵に返るべき弱い存在であることを思い知らされています。どうか、被災地の救援が速やかになされ、一人でも多くの方が救い出されますように、政治の力や宗教の力が精一杯、発揮されますように、主のみ名によって祈ります。
 
本日は、四旬節第1主日であり、マタイ4:1-11が与えられています。これは、明瞭で、簡潔な文を構成しています。初めに、主イエスの洗礼の時に主の上にくだった聖霊が、天から、「あなたは、私の子である」との声と共に与えらえましたが、その時、その霊が、主イエスを荒れ野へと導き上り、それは、彼、み子を誘惑するためであったのであります。
40日40夜、主は断食なさり、その後空腹となられます。これは、モーセが十戒をシナイ山で授かるときにした断食と同じものであり、また、エリヤが力尽きて倒れていた時に、み使いたちが食物を与え、ホレブ山に向かって、40日40夜、歩き続けたのと同じ時間であります。
その時、試みる者がやって来て言います。「あなたは神の子なら、この石どもに命じて、パンになるように言いなさい」と。主は、「人はパンのみで生きないであろう、そうではなく、神の口から出るあらゆる言葉の上に生きる」と申命記の言葉を引用して、第1の誘惑を退けたのであります。これは、イスラエルの出エジプトの民が40年の荒れ野での旅において主によって与えられた言葉であります。
古いイスラエルは、神に最後まで従順であることはできなくて、失敗したのでありますが、メシア、神の子として来られた主イエスは、申命記の言葉に頼って、第1の誘惑に打ち勝たれたのであります。
第2の誘惑は、神の都へと、悪魔、ディアボロスは彼を導き、神殿の端、塔の先端に立たせて、今度は、悪魔も、詩編の言葉を持ち出して、言うのであります。「あなたが、神の子なら、下へと身を投じなさい。主が天使たちに命じて彼らの手で彼らはあなたを持ちあげ、あなたがあなたの足を石に打ちつけることがないように守られると書いてある」というのです。
主は、「あなたの神を試してはならないと書いてある」と、申命記の言葉で対抗します。イスラエルの民が、主を試したのに対して、主イエスは、み言葉によって、神にあくまでも従順を貫きます。
第3の誘惑では、悪魔は、彼を非常に高い山に連れて行き、全世界の王国とそれらの栄光を見せた後、「あなたが、ひれ伏し拝むなら、これらすべてをあなたに与えよう」と言ってきます。
主は、「退け、サタン、神にのみ仕え、ただ神だけを礼拝せよと書いてある」と、ここでも申命記の言葉を引用して対抗します。その時、悪魔は、離れ去り、天使たちが来て、仕えていた、給仕していた、と結ばれています。
主は、受難節の始めに当たって、真のメシアは、主なる神、父なる神にあくまでも従順に従い、そして、苦難のメシア、神のみ心にあくまでもしたがうメシアであることを示されました。
私たち、人間は、罪を犯しやすい存在です。ルターは、主イエス以外には、絶対にどんな教父であれ、聖人であれ、全幅の信頼を寄せてはならないと戒めています。私たち人間は、アダムとエヴァの堕罪以降、主イエスを除くすべての人が、罪を犯しうる弱さを持った存在であることを強調しています。
主イエスがこの世の荒れ野で、悪魔と戦い、打ち勝って下さったことを思い起こしながら、東北大地震の災害が起こった、この時期を、主イエスの従順と、十字架に向かう姿勢を思い起こしながら、四旬節のこの期間、より慎ましやかに、神の言葉に頼りながら、歩んでまいりましょう。

人知では到底測り知ることのできない神の平安が、キリスト・イエスにあってあなた方と共にあるように。アーメン。


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2011/03/13(日) 10:30:00| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
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