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津田沼教会 牧師のメッセージ
「剣を打ち直して鋤とし、」(ミカ書4:1~5)
ミカ書4:1-5、エフェソの信徒への手紙2:13-18、ヨハネによる福音書15:9-12、2010・08・01、平和の主日(典礼色―赤―聖餐式)

ミカ書4:1~5
 
 終わりの日に
主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち
どの峰よりも高くそびえる。
もろもろの民は大河のようにそこに向かい
多くの国々が来て言う。
「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。
主はわたしたちに道を示される。
わたしたちはその道を歩もう」と。
主の教えはシオンから
御言葉はエルサレムから出る。
主は多くの民の争いを裁き
はるか遠くまでも、強い国々を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。

人はそれぞれ自分のぶどうの木の下
いちじくの木の下に座り
脅かすものは何もないと
万軍の主の口が語られた。
どの民もおのおの、自分の神の名によって歩む。
我々は、とこしえに
我らの神、主の御名によって歩む。







説教「剣を打ち直して鋤とし、」(ミカ4:1~5)

本日は、特別に平和の主日としての礼拝を守ります。ミカ書4:1-5から学びましょう。「そして、終わりの日々に主の家・神殿の山は、山々の頭において堅く立てられる。そして、それは、丘どもから高く聳え立つ、そしてそれの上に民どもは流れて来る、そして、多くの国民が行き、そして言う。『私たちは主の山にむかって行こう、そして上ろう、そして、ヤコブの神の家に向かって。そして、彼は彼の行いを私たちに教える。私たちは、彼の道において行こう。』なぜなら、シオンから教えは出てくる、そして、主の言葉はエルサレムからであるから」と本日のミカ書は始まっています。
エルサレムの丘、シオンは、海抜700~800メートルほどの丘であります。それが、周りの高い山々よりも一段と高くそびえるようになり、主の教えを聞くために、諸国民が大河のように流れてやって来ると言います。当時のエルサレムは、アッシリア軍によって攻撃に遭い、内政的にも堕落し、政治家や祭司どもへの賄賂がさかんになり、悲惨な状況にありました。しかし、ミカは、エルサレムが素晴らしい役割を果たす時が来ると、絶望的な状況の中で託宣を述べるのであります。
そして、「彼らは、剣を打ち直して、鋤あるいは、鍬とし、槍を打ち延ばして刈り入れ鎌に矯め直す。そして、彼らはもう国が国に向かって戦うことを学ばない」と言います。そして「人々は、それぞれ彼のぶどうの木の下にすわり、いちじくの木の下に座る。そしておびやかすものがない。なぜならば、万軍の主の口がそう語るからである」と言います。「なぜならば、すべての民どもは、各々彼の神の名において歩む、そしてしかし、私たちは、私たちの神、主の名において、永遠から永遠まで歩むからである」と、ミカは語っているのであります。
人間の力だけによる平和の実現は不可能なのであります。国際連盟だ第一次世界大戦後できましたが、ヒトラーの躍進を食い止めることはできませんでした。私たち、日本も第二次世界大戦に突入し、1945年の8月15日に、二つの原子爆弾の投下を通して、全面降伏したのでありました。
ミカ書の時代から、2000数百年経ちますが、いまだに人類は世界平和を実現できず、更にもっと強力な軍事力を多くの国々が所有しています。野蛮な戦争をいまだに繰り返しているのであります。
私たちは、政治家たちのためにも祈らなければなりません。しかし、ミカが託宣で述べているように、神の力による平和しか、絶対的な平和は来ないのであります。戦争の原因には、複雑な経済関係なども考えられますが、もとをたどれば、家庭での平和の喪失のような、身近なところでの争いや憎しみから戦争も起こるのであります。ミカは、そのような戦争がなくなり、武器は矯め直されて、農機具になり、脅かすものはなくなり、たくましい農夫は、ぶどうの木の下、いちじくの木の下に座ってしばし安らぐ。なぜなら、万軍の主の口がそう語るからであるといいます。そして、諸々の民はその神の名において歩み、私たちは、私たちの神、主の名において永遠から永遠に歩むと述べています。当時はアッシリアの軍事力が強く、更にもろもろの国民は、その神々を信じていました。エルサレムは国が荒れ、政治家が堕落し、祭司が物欲に走るなかで、本日の来るべき日々におけるエルサレムとその神殿、神の家が、平和をもたらす上で大きな役割を演じると、希望を捨てず、万軍の主の口が語る約束を、ユダの人たちにミカは指示したのであります。戦争は、人類を滅ぼしてしまいます。私たちは、旧約聖書にしるされたシオンの家の神の名において永遠に歩む者であります。私たちが常に本日の託宣、預言の言葉に身を置いて歩むことができますように。アーメン。
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2010/08/01(日) 10:30:00| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)