津田沼教会 牧師のメッセージ
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「荒れ野の誘惑」(ルカ4:1~13)
ルカ4:1-13、2010・02・21、四旬節第1主日(典礼色―紫―)
申命記26:5-11、ローマの信徒への手紙10:8b-13

ルカによる福音書4:1~13
 さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」とお答えになった。更に、悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」イエスはお答えになった。
 「『あなたの神である主を拝み、
  ただ主に仕えよ』
と書いてある。」そこで、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて言った。「神の子なら、ここから飛び降りたらどうだ。というのは、こう書いてあるからだ。
 『神はあなたのために天使たちに命じて、。
 あなたをしっかり守らせる。』
 また、
 『あなたの足が石に打ち当たることのないように、
 天使たちは手であなたを支える。』」
イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」とお答えになった。悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。



説教「荒れ野の誘惑」(ルカ4:1~13)
 
本日は、四旬節第1主日であります。私たちは、毎年、四旬節の第1主日に、主イエスの受けた40日間の荒れ野の誘惑の出来事を、3つの共観福音書の記事を通して学ぶのであります。そして、灰の水曜日、今年は先週の水曜日、2月17日でありましたが、その日から、日曜日をのぞく40日間を四旬節として守るのであります。
さて、40という数は、苦しみ、苦難を示すものであります。40年間の出エジプトをしたイスラエルの民の荒れ野の放浪、40日、40夜、雨が降り続いたノアの時の洪水などが、思い起こされます。
  本日、与えられましたルカ4:1-13について、思い起こしてみましょう。主は、聖霊に満たされて、ヨルダンから、お帰りになります。それは、主が洗礼を受けた時に、聖霊がくだって、天から、「あなたは、神の子、私の心に適う者」という声が成ったという出来事のあとのことであります。
 そして主は、霊によって荒れ野において、導かれておられました。そして、悪魔、ディアボロスという言葉が用いられていますが、サタン、神に敵対する者、嘲笑し、中傷する者という意味でありますが、その悪魔によって、40日間誘惑をお受けになっていたのであります。
 そして、それらの日々のあと、彼は空腹になられました。すると、悪魔はイエスに向かって言います。「あなたが神の子なら、この石にパンになるように言いなさい。」主イエスは、答えて言われます。「こう書かれている、『人はパンのみによっては生きないであろう』と。」これは、申命記の中に出て来る言葉であります。そして、主イエスは、あらゆる悪魔の誘惑の言葉に対して、3つが典型的に出てきますが、いずれも、申命記の言葉によって、それを退けているのであります。主イエスは、これらの時期、申命記について、読み返し、黙想しておられたからかもしれません。
 次に、悪魔は、瞬時にして、彼を連れ出し、世界のすべての王国を見せて言います。「すべての権威とそれらの栄光は、私に任されていて、私が望む者に、私は与えることができる。それゆえ、私の前に、あなたがひれ伏すならば、すべては、あなたのものになろう。」
 主イエスは、言われます。「こう書かれている、『主なるあなたの神にあなたはひれ伏し、礼拝する、仕えるであろう』」と。主イエスは、この世を支配するメシアではなく、十字架の苦しみと贖いによって、救いをもたらすメシアとしてお出でになられました。
 この宣教の始めに、準備として、この悪魔の誘惑をお受けになり、洗礼でお受けになった聖霊の力を、主は、発揮して、この世の君である悪魔、サタンの試みを打ち破ることができました。
 そして、悪魔は、今度は、エルサレムへと彼を連れて行き、神殿の頂の方へと彼を立たせて、言います。「あなたが、神の子なら、ここから下へ自分自身を投じなさい。なぜなら、『彼がその天使たちに守るように命じて、あなたを彼らの手の上にもちあげるであろう』とあり、また、『あなたが、あなたの足を石に打ちつけることがないように』と書かれている」と悪魔も、詩編の言葉を、引用して挑発します。
 主イエスは、「こう言われている。『あなたは、あなたの神を試してはならない』」と申命記の言葉を引用して悪魔の誘惑を退けます。
 そして、悪魔はあらゆる誘惑を終えた後、その時、カイロス、適切な機会、シーズンが来るまで、彼から離れ去ったのであります。
 主イエスは、私たちが経験するあらゆる誘惑を、罪に陥ることはなかったが、お受けになり、宣教の始めに、それを打ち破り、時が来るまで、悪魔は、離れ去ったのであります。その宣教の最初と最後に、悪魔は激しく主イエスを誘惑しました。しかし、主は、十字架と苦しみを通してのメシアであることを守り、神の意志に従順に従い続けられたのであります。そして、悪魔に打ち勝つ道は、既に、旧約聖書に記されていることを、本日の出来事を通して、示されているのであります。
 主は、申命記のみ言葉によって、悪魔の誘惑を打ち破られました。この体験を弟子たちは、主イエスご自身から、知らされたことでしょう。
 今から、私たちは、主イエスの十字架に至る苦難のメシアの道を、四旬節の間、思い起こしながら、歩みたいと思います。主が私たちに先立って、あらゆる誘惑を打ち破ってくださいました。私たちは、しばしば、倒れますが、主イエスによって再び立ち上がることができます。
 主イエスと共に、悪魔の誘惑に打ち勝っていく、四旬節の期間を、共々に過ごしていきましょう。
父なる神さま、み子によってあらゆる罪と誘惑から、み言葉に信頼して、守られつつ歩ませてください。アーメン。

望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とをあなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを望みにあふれさせてくださるように。


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2010/02/21(日) 10:30:01| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
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