津田沼教会 牧師のメッセージ
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「罪人を招くために」(マタイ9:9~13)
マタイ9:9-13、2008・06・29、聖霊降臨後第7主日(典礼色―緑―)
ホセア書5:15-6:6、ローマの信徒への手紙5:6-11

マタイによる福音書9:9~13
 イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」


説教「罪人を招くために」(マタイ9:9-~13)
 
私たちは、ひとまず、マタイによる福音書の5~7章の山上の説教を終えて、本日は、マタイが主イエスによって、呼ばれ、それに対して、従って行った出来事、そしてそれに関わる主イエスのお言葉を、短く9:9-13において与えられています。
 この出来事は、共観福音書のいずれにも、記されていますが、マルコの記事を下敷きのようにして書かれたマタイは、不適切な部分、記事は省略したり、あるいは逆に、旧約聖書のホセア書の、本日の第1の朗読で読まれた言葉を加えたりしています。
 この出来事が、マタイ福音書記者の自分に関わる記事だとすると、徴税人であったマタイは、この記事を特に一生忘れられない記事として書き上げたに違いありません。
 マタイは、主イエスが、その通りがかりに、マタイという徴税人が、机に向かって座っているのを目にして、私に従ってきなさいと言われたときに、すぐに、主イエスに従ったと記しています。マルチン・ルターは、父母の家からエルフルト大学に戻ろうとしたときに、落雷にあい、聖アンナさま、私は修道士になりますと誓ったその若き日の体験を一生忘れなかったといいます。私たちも、自分が洗礼を受けたときの出来事を一生忘れるべきではないでしょう。私にも、辛い体験が重なり、27歳の復活祭の日に洗礼を受けたのでした。ルターのような純粋な思いから、洗礼を受けたとはいえません。しかし、どのような経過から洗礼を受けたとしても、主イエスによって、教会へと呼ばれて、あなたに従いますと応じたことには変わりはないと思います。私の同級生たちも同窓会などであいますと、いろいろな体験をしています。そして、特に、辛い体験、病気とか、死にそうな目にあったとか、必ずしも順調に人生が開けなかった人のほうが、より深く人生を味わい、より素敵な大人になっているのを目にします。
 さて、本日のマタイは、人々から軽蔑される徴税人でありました。たとえ、裕福であったとしても、特に、ファリサイ派のような律法をこと細かく守って生きている人々からは後ろ指をさされ、実のところは暗闇の中に生きていたでありましょう。そんなマタイを見て、主イエスは私についてきなさい、私の弟子にしようと言われたのです。
そして、大勢の徴税人や罪人を家に集めて、主とその弟子たちと共に食事を一緒にしつつあったのであります。それを見たファリサイ派どもは、あなた方の先生はなぜ罪人と共に親しい仲間としての食事を共にすることをしているのかと質問します。主は、それを耳にして、医者は丈夫な者にはいらない、かえって、病弱な者に必要なのであると応えられ、私が来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招く、呼ぶためであるといわれ、その前に、「私が求めるのはいけにえではなく、憐れみである」というホセア書の本日の第1の朗読で読まれた言葉をあなた方は言って学びなさいと説かれたのであります。
罪を赦す権威のある主イエスが言われる言葉であります。私たちが礼拝に集まるのも、いけにえや祭儀のためではなく、週ごとに、罪の赦しを受け、神の憐れみに与るためであります。そして、私たちは、健康である限り、死ぬときまで、日々、罪を悔い改めながら、いわば、洗礼を絶えず思い起こしながら、いわば洗礼を一生あらたに体験しながら、残りの人生を隣人の助けと神に仕えるために生きるのであります。アーメン。



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2008/06/29(日) 10:30:00| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
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