津田沼教会 牧師のメッセージ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
「罪を赦す務め」(ヨハネ20:19~23)
ヨハネ20:19-23、2008・03・30、復活後第1主日(典礼色―白―)
使徒言行録2:22-32、ペトロの手紙1:3-9

ヨハネによる福音書20:19~23
その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」





説教「罪を赦す務め」(ヨハネ20:19~23)

 私たちは、週ごとに、事情の許す限り、主日礼拝へと集まってきます。それは、ちょうど、本日の文の弟子たちが恐らくユダを除いた11人が集まっており、また、次週の日課では、正式にトマスも一緒になって8日目に11人が集まっていたと考えられるように、私たちもこの時の復活の主によって集められるのであり、聖礼典のもとに、すなわち、洗礼ばんのもとに、そして、聖餐式へと集められているのであります。今日の弟子たちは、ユダヤ人たちを恐れてと書かれていますが、これは、ヨハネ福音書記者が付け加えたものかもしれません。この福音書記者の時代には、ユダヤ人たちのキリスト者、教会に対する迫害が激しかったと考えられ、その時代のユダヤ人たちがここに遡って記されて登場しているのかもしれません。しかし、いずれにしろ、おそらく、11人の弟子たちは、主の復活の日、日曜日の夕方、戸を閉じきって、ひそかに集まっていたのであります。これは、その同じ日に、ペトロや主の愛された弟子が墓に出向いたこととは、独立した伝承であったように思われます。彼らは、失意と罪責感のうちに集まっていたのであります。そこに、主が、やって来られ、戸はいずれも固く錠がかけられていたにもかかわらず、弟子たちの真ん中へ立たれます。高いところから見下ろすのでもなく、同じ地に立って、弟子たちの失望や悲しみと同じ位置に立たれて、その真ん中に立って言われるのであります。「平和があなた方に」と。これは、シャロームという言葉ですが、ここでは単なる出会ったときの挨拶の言葉ではなく、彼らが心の底から健康な魂を取り戻し、明るい希望と幸福を持つことが出来るようにとの主の慰めと励ましの言葉かけであります。主は、両手を見せ、また、槍で突かれたわき腹をお見せになります。弟子たちは、それを見て喜んだとあります。主イエスと離別してもたらされていた悲しみは、復活の主との再会によって喜びに変えられるとの告別説教での主の約束が現実のものとなったのであります。「平和があなたがたに。」シャローム・レヘンと主は恐らく、主はヘブライ語で再び祝福されました。そして、息をかけて、「聖霊を受けなさい」と言われ、「父が私を送ったように、私もあなた方を送る」と言われました。弟子たちは、創世記でアダムが土から神によって息を吹き込まれて生きる者となったように、ここで聖霊を受け、まったく新しい人間に作り変えられたのであります。そして、最後に言われます。「あなた方が赦す誰かの罪はその彼らに赦されている。あなた方が赦さない誰かの罪は、赦されていない。すなわち、あなた方が握っている誰かの罪は、それらは握られたままである。」そのように、復活の主は言われるのであります。私たちは、他人の罪には敏感なものであります。そして、自分の罪には鈍感なものであります。しかし、私たちの罪は、主イエスを裏切った弟子たちの罪はもちろん、どんな罪も主イエスによって赦され、私たちは、主イエスから遣わされる弟子として、誰かの罪をも赦し、あるいは、誰かの罪を赦さない、すなわち握ることまで、任せられているのであります。それは、好き嫌いでそうするというものではなくて、復活の主イエスによって変えられ、新しく創造された・新たな人間としてその権威がゆだねられているのであります。たとえば、私たちが握るべき罪とは、戦争のようなことでありましょう。しかし、特に私たちは、自分の罪が赦された者として、誰かの罪を、隣人や家族の罪をも赦す務めが与えられているのであります。本日、私たちは復活の主に、教会の礼拝に集まって出会うことにより、この場からその赦しの任務へと人間社会に派遣されていくのです。アーメン。
スポンサーサイト
2008/03/30(日) 10:30:00| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。