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津田沼教会 牧師のメッセージ
「罪に仕える奴隷か、神に仕える奴隷か」(ヨハネ8:31-36)
エレミヤ書31:31-34、ローマの信徒への手紙3:19-28、ヨハネによる福音書8:31-36、2010・10・31、宗教改革記念日(典礼色―赤―聖餐式)

ヨハネによる福音書8:31~36
 イエスは御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかないが、子はいつまでもいる。だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。」


説教「罪に仕える奴隷か、神に仕える奴隷か」(ヨハネ8:31-36)
本日は、宗教改革記念日であります。1517年10月31日、すなわち、11月1日、全聖徒の日の前の日に、ヴィッテンベルクの城教会の門扉に、アウグスチヌス修道会の修道僧であったマルチン・ルターが95カ条の提題を貼ったと言われています。そして、その時から、ルターも期せずして、本格的な宗教改革の火ぶたが切って落とされたのであります。 
本日の与えられている福音は、ヨハネ福音書8:31-36であります。主イエスは、主イエスの言葉を聞いて信じた多くのユダヤ人たちにこう言われるのであります。「あなたがたが、私の言葉にとどまるならば、あなたがたは、本当に私の弟子である。」
私たちは、主イエスの言葉にとどまり続けることが大事なのであります。主は続けます。「そして、あなた方は真理を知るであろう、そして、真理はあなた方を自由にする」と。この真理とは、人間的な、学問やら科学によって知る真理とは違うのであります。主イエスの言葉を通して、知ることができる神的な真理、主の十字架の死と復活を通して与えられる真理であります。その真理、真実が、あなたがたを自由にセットすると言われるのであります。
すると、彼らは主に向かって答えるのであります。「私たちはアブラハムの子孫であって誰にも、また、一度も奴隷となったことはない」と。そして、「どうして、あなたは、私たちが自由な者たちになるであろうと語るのですか」と。主は答えて言われます。
「よくよく、あなた方に言っておくが、すべて罪を行う者は、罪の奴隷である。で、奴隷は、家に永遠にはとどまらないで、息子が永遠にとどまるのである」と。奴隷は、パレスチナのユダヤ人の間では、その当時7年でその家から解き放たれるということがありました。そして、主は最後に言われています。
「もし、かの息子があなた方を自由にするならば、本当に自由な者たちにあなた方はなるであろう」と。
ユダヤ人たちは、自分たちが、アブラハムの子孫であることで誇りを持ち、自己満足にしばしば陥りがちでありました。私たちは、罪に仕える奴隷であるか、神の息子の言葉にとどまり、神に仕える奴隷であるか、そのいずれかなのであります。
マルチン・ルターは、私たちは、悪魔が御するか、み子イエスが御するかそのいずれかの馬車のようなものであると言っています。ルターは、驚くべき著作をなし、み言葉を説き証ししながら、宗教改革を進めていきました。人間は、行いによって義とされるのではなく、信仰によって義とされるのだとして、パウロの再発見をしました。
1483年に生まれ、1546年に生まれ故郷のアイスレーベンでなくなりました。なくなる前にも、ルターは、私は、あわれな神の言葉を乞う乞食にすぎないと言いました。私は、基礎ラジオ講座を今でも時々聞きますが、その講師は、東西ドイツ統一20年にあたって、ドイツで今一番の功労者、再評価されている人物は、マルチン・ルターであると評されていますと言っていました。
また、私はドイツ旅行に11日間、3年ほど前に行きましたが、買い求めたドイツの旅行案内には、ルターは、「思想家」であると書かれてあり、驚いたことでありました。非常に幅広い評価がなされているのであります。
ルターの始めた宗教改革1517年から、あと、7年ほどで宗教改革500年記念に当たることになります。私たちは、人間に信頼するのではなく、神の子イエスの言葉にとどまり、さらには、全聖書のみ言葉にとどまり続け、罪に仕えるのではなく神に仕える奴隷として、罪と死から解き放たれ、真の自由を獲得して、全ての人に仕えていく者になりたいものであります。

私たちの内に働く御力によって、私たちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますように。アーメン。
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2010/10/31(日) 10:30:01| 未分類| トラックバック(-) コメント(-)